チャン・グンソクが主演した『テバク』。劇中で描かれるのは、朝鮮王朝19代王・粛宗(スクチョン)から21代王・英祖(ヨンジョ)までの時代。チャン・グンソクが扮するのは、王子として生まれながらも捨てられてしまったテギル。結局は最下層の身分のイカサマ師になるのだが、弟でもある国王・英祖に対して国家を賭けた一世一代の大勝負を仕掛ける。
テギルが捨てられた経緯
ストーリーは実にスケールが大きい。そんな設定の中で、チャン・グンソクが持つ奔放な演技力がドラマをきっと面白くしてくれるはずだ
物語の展開を予想していて気になるのは、テギルが王子でありながら捨てられてしまった経緯だ。それは、父親の粛宗が「自分の息子ではないのでは?」と疑念を抱いたからだという。
その背景を語るうえで欠かせないのは、テギルも英祖も粛宗の側室だった淑嬪崔氏(スクピンチェシ)の息子であったということだ。
淑嬪崔氏といえば、時代劇『トンイ』の主人公になった女性だ。劇中では“トンイ”と名付けられていたが、それは制作したイ・ビョンフン監督が創作した名前であり、歴史的には淑嬪崔氏として知られる。
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