『テバク』に出てくるトンイは悪女?

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2カ月で早世した王子

史実を見ると、彼女は1693年の秋に粛宗の王子を産んでいる。それが永寿君(ヨンスグン)なのだが、名前の意味に反してわずか2カ月で早世してしまった。
その翌年、再び淑嬪崔氏は粛宗の王子を出産した。それが後の英祖であり、淑嬪崔氏は王の実母という栄誉を受けることになった。




チャン・グンソクが扮するテギルは架空の人物だが、物語のうえでは、永寿君の生まれ変わりのような扱いになっている。つまり、永寿君はわずか2カ月で世を去ったのではなく、粛宗の命令によって捨てられたのだ、という設定なのだ。
ここで重要なのは、粛宗が自分の息子と確信できなかったから捨てたということだ。淑嬪崔氏は粛宗の側室だったが、朝鮮王朝時代に側室が王以外の男性の子供を産むということはまったく考えられない。
それなのに、なぜ粛宗は疑念を抱いたのか。
(ページ3に続く)

「張禧嬪(チャン・ヒビン)よりトンイが悪女!」と言える3つの根拠

張禧嬪(チャン・ヒビン)の最期!『トンイ』と史実はこんなに違う

張禧嬪(チャン・ヒビン)を自害させたトンイの告発/朝鮮王朝秘話4

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