相次いだ兵役のがれ
一般の人で兵役免除になる割合というのは約5%なのだが、財閥役員や富裕層の息子になるとその数倍の兵役免除率になっているという実態が今までにあった。それが顕著だったのが1990年代だ。
政治家、財閥役員、富裕層の息子の兵役免除率は、30%を超えたという調査結果もあった。
これに国民が激怒した結果、兵役に対する視線が厳しくなったのだが、2000年以降でも芸能界では兵役に関する不祥事が相次いでいた。
アメリカの国籍を取って意図的に兵役をのがれたり、兵役検査で悪質な違法行為を行なったりという事件が起こっている。
さらに、2010年以降でも芸能人が兵役中に不祥事を起こして、「芸能兵」そのものが廃止になるという事態にもなっていた。
そうした経過を経て、現在は韓流スターは積極的に兵役に入っている。しかも、自ら志願して最前線の部隊に行く人も多い。(ページ3に続く)
公約の兵役期間短縮を実現できない文在寅(ムン・ジェイン)政権