朝鮮王朝最高の聖君と言われた4代王・世宗(セジョン)の二男に生まれた世祖(セジョ)。彼は7代王になる過程で、甥から王位を奪って死罪にして、弟も殺している。非道な世祖は晩年に次々と悲劇に見舞われたのだが……。
非道をつぐなうかのように
甥の端宗(タンジョン)から王位を奪って即位した7代王の世祖。彼にも後ろめたい気持ちがあったようで、自分がおかした非道をつぐなうかのように、世祖は懸命に国事に励んだ。
王としての世祖の功績は、朝鮮王朝の基本法典である「経国大典」の編纂を始めたことと、王権を徹底的に強化したことだ。このように、世祖は権力の中央集権化を進める一方、庶民の生活の安定にも力を注いだ。
確かに、政治的には有能な王であった。幼い端宗が政治を仕切るより、さまざまな面で成果が多かったと思われる。
とはいえ、甥や弟を殺したことの免罪になるわけではない。(ページ2に続く)
世祖(セジョ)/朝鮮王朝おどろき国王列伝9
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世祖(セジョ)の非道!朝鮮王朝の重大な事件簿2
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文宗(ムンジョン)の不覚!朝鮮王朝の重大な事件簿8
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