ソ・ジソブ/優しさと強さが共存する俳優

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

初めてソ・ジソブを強烈に意識したのは、『バリでの出来事』のときだった。哀しみの表情の中に、何かをジッと耐えている人間の強さのようなものがうかがえて、その奥行きの深い人間性に引きつけられた。

r_ngUaMHA48b5UB1500942577_1500942670




彼が見せる「ありのまま」

記者会見のときによく行なわれるフォトセッションでも、ソ・ジソブはほとんど笑わない。どのスターもかならず満面の笑みを浮かべるのに、ソ・ジソブはそうしない。どこか遠くを見るような澄んだ瞳のままだ。
「人は誰だって、自分の中にある明るい面を出そうとするのに、なぜかソ・ジソブはそうしない。それが不思議だ」
そう思っていた。実際、多くのフォトセッションでもソ・ジソブはカメラマンの列をながめていることが多い。それが彼の「ありのまま」なのだ。
ソ・ジソブは変わらない。たとえ、どんなに周囲が変わったとしても……。
ソ・ジソブの人気を決定づけたのは、『バリでの出来事』と『ごめん、愛してる』であった。
ともに、2004年に制作されている。
それ以後の5年間、ソ・ジソブの俳優人生は平坦ではなかった。
2005年には兵役義務を果たすために、2年間の空白を余儀なくされた。軍隊で服務したわけではなく、代替要員として役所に勤務したのだが、演じたくても演じられないもどかしさは、いかばかりだっただろうか。




復帰したあと、大作ドラマの『カインとアベル』の主演が決まった。しかし、制作は大幅に遅れ、ストーリーも大きく変わってしまった。
かなり困惑しただろうが、それでもソ・ジソブは、「出演する」という約束をきちんと守った。
その間には、カン・ジファンと一緒に『映画は映画だ』に主演し、大ヒットも記録している。
(ページ2に続く)

人生を豊かにする珠玉の名セリフ1

イ・ジュンギはなぜブラックリストに名前が載ったのか

韓国ではお高くとまっていたらスターになれない!

いま読みたい!人気俳優物語5

韓流スターが自ら語る「撮影時の特別な思い出」

『ヘチ』主演のチョン・イルが語る「イ・ミンホとの友情物語」!

ページ:

1

2

関連記事

  1. 父親になるヨン様に贈る「俳優復帰への勧め」

  2. K-POPの若手スターはどのように育てられるのか

  3. イ・ミンホ!兵役後の「第二の俳優人生」がようやく始まる

  4. 輝かしいヒョンビンの真実3「彼の選択は間違っていない」

  5. 4年ぶりの勇姿!『ザ・キング』のイ・ミンホがまぶしい

  6. 輝かしいヒョンビンの真実2「苦しい時期を乗り越えて」

  7. 『愛の不時着』でソン・イェジンが演じた主人公のキャラが面白い!

  8. 新年に読みたい韓流スターの珠玉の言葉!

  9. パク・ハソンは繊細な演技に定評がある!

PAGE TOP