地道に演技力を磨く
ペ・スジは自らの至らなさを素直に認めて、演技の鍛練に励みました。同時に、彼女は自分が持つイメージを最大限に発揮できる作品を慎重に選びました。それが、映画『建築学概論』です。
彼女は等身大の学生を演じて好評を博し、映画も韓国で大ヒットしました。以後、彼女の活躍はめざましく、アイドルから俳優に転身する成功例になっています。
今後も、アイドルがドラマや映画に俳優として出る割合が増えるでしょう。
演技力を厳しく見極める人が多い韓国では、アイドルが演じられる役柄には限界があり、その幅は広くありません。大事なのは、そのアイドルが持つイメージに合ったキャラクターを演じることです。
決して背伸びをしてはいけませんし、事務所の資金力で主役に抜擢してもいけません。そのあたりを間違えると、アイドルの可能性を摘むことにもなりかねません。
K-POPから俳優に転身する人は増えるでしょうが、成功するのは、あくまでも地道に演技力を磨いてきた人なのです。
構成=「ロコレ」編集部
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