韓国の俳優はどんな意識を持って演技力を磨いているのか

このエントリーをはてなブックマークに追加

韓国人特有の共同体意識

韓国では単なる感情の表現にとどまらず、交感(互いに感じ合うこと)と一体感を求める傾向が強くあります。
つまり、「私はこんなに悲しいんだ」を越えて、「この悲しさを一緒に分かち合うことで負担を軽減させよう」という行為にまでつなぐのです。一見、面倒くさくて迷惑にも見えるこの習性は、韓国人特有の共同体意識からくるもので、共同体構成員同士の無限に近い信頼感を基にしています。




今は社会システムも変わり、共同体と言えるものすらなくなりましたが、それでもこの特有の習性は韓国人に強く残っています。
感情の交感まで求める表現を習性とする韓国人は、またその交感能力も高く、そのため演技に対しても事実のように交感しようとします。
当然、演技の出来にも敏感になり、厳しい評価をするヘビーな観客にもなります。このような習性と観客を持っている韓国の俳優たちは、自然に高い演技力を身につけることができます。
そして、演技の実戦の場である映画とドラマの撮影現場において、その技が磨かれていくのです。

文=朴敏祐(パク・ミヌ)

日本人を妻に迎えた韓国人男性は何を痛感したのか

日本に住んだ韓国女性が驚いたことは?

韓国に嫁に来た日本女性の本音は?

韓国で働く日本女性が強烈に実感することは?

韓国女性の生き方〔第1回〕

固定ページ:
1

2

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る