2月9日に開会式が行なわれた平昌(ピョンチャン)オリンピックが、25日の閉会式をもってすべての日程を終えた。日本は、歴代最高のメダルを獲得して、選手が大いに力を発揮した。
徹底的な選手強化
今回の平昌オリンピックでは開幕前に北朝鮮が急に参加することになり、南北合同チームが論議を呼んだ。政治がオリンピックに介入したという論調も多かった。
しかし、始まってみれば、世界最高レベルの選手たちによって熱い戦いが繰り広げられた。その中でも特に日本選手の活躍が目立った。当然ながら、日本国内でも平昌オリンピックに対するボルテージはぐんぐんと上がった。
日本の大活躍を支えたのがスピードスケートだ。女子の各選手が持てる力を発揮して、合計で金3つ、銀2つ、銅1つのメダルを獲得した。前回のソチオリンピックでは、スピードスケートは大不振だったが、その反省から協会が徹底的な選手強化に乗り出し、その成果が実を結んだ。
さらに、日本中を熱狂させたのが羽生結弦の連覇だった。怪我によってぶっつけ本番となったのだが、そういう不安を微塵(みじん)も感じさせずに五輪王者として堂々たる演技を披露して、記録的な連覇を達成した。銀メダルも宇野昌磨が獲得し、日本のフィギュアスケートのすばらしさを世界に示した。(ページ2に続く)
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