夏こそ行きたい!韓国南部の旅4

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見事な貝殻細工が飾られていた

女子高校生が勉強中

意外だったのは、美しい貝殻細工を見に行ったときのことだ。

「いろんな貝殻細工があって、ちょっとした博物館みたいなんですよ。ぜひ行ってみましょう」

彼は「博物館みたい」と言ったが、実際は小さな民家だった。その家の前で、40代の女性と年配の男女が立ち話をしながら大きな笑い声を立てていた。そして、ジェファンさんが「いつものように、ちょっと見せてください」と言うと、40代の女性が「どうぞ、どうぞ」と快く応じてくれた。




私はてっきり、一般公開している展示室のような建物があるのかと思っていたのだが、通されたのは、ごく普通に生活している居間だった。壁の二つの面にびっしりと透明な飾り棚が天井の高さまで置かれ、その中に様々な貝殻細工が陳列されている。

けれど、落ちついて見ていられなかった。その部屋の隅で女子高校生が机に向かって勉強していたからだ。

確かに、貝殻細工はどれも目を奪われるほどの出来ばえで、玄関で立ち話をしていた40代の女性の美意識が十分に感じられた。『春のワルツ』でも、貝殻細工は主人公の男女が幼い頃を思い出す重要な小道具になっている。私もせっかくの機会なので貝殻細工を一つずつじっくり見たかったのだが、女子高校生の勉強を邪魔しているという意識が先立ってしまう。(ページ5に続く)

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