感情論ではなく現実論を!
イ・ミンホの場合は、韓流ブームの牽引者としての立場を兵務庁が高く評価して兵役延期申請が認められている。いわば、兵務庁のお墨付きだ。
そうであるならば、一部のネットユーザーが「公益判定なら早く兵役入りすべき」という批判も当たらない。
イ・ミンホのような人気スターであれば、山のようなオファーの中から適切に判断して次の作品を決めている。
からだが1つしかない以上は、その活動は限定的にならざるをえないし、タイミングの上でも兵役入りが遅れてしまうのもやむをえないと私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)は考える。まさに現実は、「意図的に遅らせているわけではなく、空白期間を作れないほど芸能活動が過密で、結果として兵役入りが遅れている」ということだ。
一般の人と事情が違うのは当然であり、イ・ミンホなりに最善を尽くそうと努力している。そのことはファンも理解しているはずだ。
人気スターという立場上、いろいろと言われてしまうのは仕方がないが、感情論ではなく現実論で語ってあげないと、スターも立つ瀬がない。
兵役問題が韓国で敏感であることは承知しているが、早く兵役入りをしたくてもできない事情を考えてあげれば、スターの側もプレッシャーが幾分かは緩和されるのではないだろうか。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
イ・ミンホとチャン・グンソクが生まれた年に韓国で何が起こったのか(前編)
イ・ミンホとチャン・グンソクが生まれた年に韓国で何が起こったのか(後編)