英雄視された洪景来
確かに、ホン・ラオンが内侍府の内官になるのはありえない。しかし、ありえないことを起こしてストーリーを動かすのもドラマの醍醐味だ。
イ・ヨンのそばに仕えるホン・ラオンの存在そのものが、『雲が描いた月明かり』をとても面白くしていた。
そのホン・ラオンは、洪景来(ホン・ギョンネ)の娘という設定になっていた。
史実を見ると、洪景来が反乱を起こしたのは1811年のことだった。大凶作となって庶民が餓えているのに、政権が重税を課したことで洪景来は決起した。
洪景来を首領とする反乱軍は10日ほどで7つの城を占領して勢いが良かったが、政府軍の反攻によって次第に窮地に追い込まれ、拠点となる城で長く籠城した末に制圧されている。
そのときは、「洪景来の乱」に加わった約2千人が処刑されたと言われている。
結局は殺害されてしまった洪景来だが、政権の悪政を正そうとしたという意味で英雄視される面もあった。
そうした洪景来が『雲が描いた月明かり』に登場するのも、ストーリーの展開上では興味深いことだった。
(ページ3に続く)
イ・ヨン(孝明世子)の惜しまれる世子人生!
イ・ヨン(孝明世子)の惜しまれる世子人生! | 韓国時代劇アンニョン
イ・ヨンという本名であった孝明世子(ヒョミョンセジャ)は、朝鮮王朝の23代王・純祖(スンジョ)の長男である。1809年に生まれ、将来を嘱望(しょくぼう)される優秀な世子だった。しかし、彼の人生は思わぬ形で終わることになってしまった。
〔解説〕世子嬪(セジャビン)という人生/イ・ヨン(孝明世子)の世子嬪は?
〔解説〕世子嬪(セジャビン)という人生/イ・ヨン(孝明世子)の世子嬪は? | 韓国時代劇アンニョン
朝鮮王朝では、王の正式な後継者は世子(セジャ)と呼ばれたが、その世子の妻が世子嬪(セジャビン)である。世子嬪は将来の王妃であったが、実際には運命に翻弄される女性も多かった。
「朝鮮王朝三大悪女」の中で誰が一番の悪女か?
「朝鮮王朝三大悪女」の中で誰が一番の悪女か? | 韓国時代劇アンニョン
韓国時代劇が人気になって、朝鮮王朝時代の悪女たちのことがよく知られるようになると、「朝鮮王朝三大悪女」として3人の女性が挙がるようになった。それが張緑水(チャン・ノクス)、鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)、張禧嬪(チャン・ヒビン)である。
光海君(クァンヘグン)の正体!朝鮮王朝15代王の功罪
光海君(クァンヘグン)の正体!朝鮮王朝15代王の功罪 | 韓国時代劇アンニョン
光海君(クァンヘグン)は、時代によって評価がわかれる国王である。クーデターで王位を追われているので、暴君としての悪評が高かった時期もあれば、実は暴君どころか名君であったという評価が出ている時期もある。果たしてどちらが光海君の正体なのか。



コメント