今年上半期の話題作3『私たちのブルース』

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『私たちのブルース』は、大物脚本家ノ・ヒギョンの最新作だ。済州島(チェジュド)が舞台になっていて、オムニバス形式で様々な人たちの人生を描き出している。本当に感動的なドラマである。

画像提供=tvN




ワクワクする展開

超豪華な出演陣が済州島に住む登場人物たちを魅力的に演じている。
とにかく、キャラクターが興味深い。
トラック行商人(イ・ビョンホン)、銀行支店長(チャ・スンウォン)、海産物店主(イ・ジョンウン)、海女(ハン・ジミン)、船長(キム・ウビン)という人たちがそれぞれ『私たちのブルース』の主役になっていく。
第1話から第3話までは、銀行支店長のハンスと海産物店主のウニの物語。
ハンスは、娘をアメリカでゴルフ留学をさせているからお金が必要で、とても苦労している。そんな彼が故郷の済州島に転勤してきて裕福なウニと再会する。
ハンスは、ウニの初恋の人だ。それだけに、ウニは再会をとても喜ぶが、ハンスの顔色は冴えない。ウニに多額の借金を頼みたいのだが、それを言い出せないのだ。
そこで、ハンスは思い出の修学旅行で行った木浦(モッポ)への旅行をウニに持ちかけた。自分が妻帯者であるのに……。




こうしてハンスとウニの木浦旅行のストーリーが第3話まで描かれる。
第4話からは、ハン・ジミンとキム・ウビンが演じる海女と船長の物語に移っていく。このように、オムニバス形式で豪華キャストがストーリーをつないでいく『私たちのブルース』は、本当にワクワクするようなドラマだ。
そして、最後のストーリーを彩っているのがイ・ビョンホンとキム・ヘジャだ。2人とも圧巻の演技を披露していて、涙なくしては見られないほどだ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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