キム・スヒョンという生き方3「『ドリームハイ』で大ブレーク」

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2010年、キム・スヒョンはペ・ヨンジュンが大株主を務める芸能事務所キーイーストの所属俳優となった。そして、ペ・ヨンジュンと音楽プロデューサーのJ.Y.Parkが共同制作したドラマ『ドリームハイ』の主人公ソン・サムドン役に抜擢された。




孤独や辛さを楽しむ

『ドリームハイ』は、スターを育成する学校を舞台に、若者たちの青春と苦悩を描いた青春群像劇である。ペ・ヨンジュンとJ.Y.Parkの「後進の育成に力を注ぎたい」「スターを育成する学校を作りたい」という大きな夢が込められていて、2人が作中でも若者たちを導く理事長と教師として出演していることも大きな話題となった。
一方、芸能学校を舞台にした『ドリームハイ』では、“歌と踊り”が重要な要素となっている。そのため、主要キャストには人気のK-POPアーティストが集められた。プロデューサーを務めたペ・ヨンジュンは次のように話した。
「『ドリームハイ』には、リアリティーや真実味が必須だと思いました。このドラマは実際に歌を歌い、ダンスを踊るアイドルが主人公です」
ペ・ヨンジュンの狙い通り、現役アイドルの起用は若者たちのハートを掴んだ。そんな中、唯一の俳優出身であるキム・スヒョンの存在感は格別だった。彼はダンスも歌も初めての経験だったのだが、共演する現役アイドルたちに負けない魅力を見せた。




「この作品は僕にとって大きな挑戦です。歌や踊りはもちろん、演技もしなければならないので……。なんとしても、情熱があり青春のあるドラマ『ドリームハイ』に全力を注ぎます!」
キム・スヒョンはこの言葉通り、情熱的な演技を見せて高い評価を受けた。彼が『ドリームハイ』でベストを尽くせたのは、ペ・ヨンジュンの存在が大きかった。当時を振り返り、キム・スヒョンはこう語っている。
「新しい作品に入るたびに深刻なスランプに陥っていました。『果たして僕にうまくできるのか』『どうすればいいのか』と、悩みの連続です。そうなるとあらゆる分野で自信がなくなります。顔、身長、歌、楽器、何一つ飛び抜けたものがないと思うと、自分がとても小さく感じるのです」
苦しむキム・スヒョンを見かねたペ・ヨンジュンは、彼に助言を送った。
「俳優は孤独を楽しめなければならない」
キム・スヒョンはこの言葉が大きな慰めになったと語る。この言葉を聞いて以来、彼は俳優としての孤独や辛さを楽しむようになり、以前のように悲観的な考えをしなくなったのだ。

構成=「ロコレ」編集部

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