K-POPのメンバーや人気俳優など、韓流の担い手となっている人たちが続々と兵役に入っている。必然的に、兵役そのものに関心を持つ韓流ファンも増えている。そこで、日本からはわかりにくい兵役制度の基本的なことを解説していこう。
徴兵検査
韓国の男子には兵役の義務がある。
満18歳になると徴兵検査を受けなければならない。
その徴兵検査の結果によって兵役等級が決まり、兵役履行の種類が変わってくる。
まずは徴兵検査について説明しよう。
徴兵検査では、心理検査、身体検査、適性検査が行なわれる。
心理検査では、対象者の精神面での健康状態を確認する。
身体検査では、胸部レントゲン、血液および小便検査、心電図、麻薬反応検査、肝機能検査などが実施される。
さらに、身長・体重・視力・血圧なども測定される。
適性検査では、対象者が持っている能力が軍務のどの分野で生かせるかが判定される。保持している資格・免許・専門学力・経歴などを勘案して、個人の適性が判断されていくのだ。
以上の検査を経て、兵役等級が決まる。その兵役等級は、1級から7級まで7段階に分かれている。
1級から3級まで/現役兵
4級/補充役
5級/第二国民役
6級/兵役免除
7級/再検査対象者
これらの兵役等級を順に説明していこう。
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