中学生の自分
――学校と俳優の両立はどのようにしていますか。
「以前は、“学校がいいですか、撮影現場がいいですか”という質問をよく受けましたが、いつも答えに悩みました。結局、“撮影現場に行けば学校に行きたくなるし、学校へ行けば撮影現場に行きたくなります”と答えました。これは多分、子役ならみんなそうだと思います。うん、そうに違いないです。もちろん、友達と遊んでいる時も楽しいですよ。でも、1人でテレビを見たり、他の俳優の演技を見ると、“あの人たちはあのように演技をしているのに、私は何をしているのだろうか”と思ってしまうんです。でも、実際に撮影現場に行くと、とても大変で早く終わらせたいなあとも思ってしまいますけれど。そういう気持ちがずっと繰り返されるんです」
――中学生になって小学生の時と何か変わった点はありますか。
「制服を着ること以外に変わったことはないです(笑) 。学則だけちょっと変わったくらいかな。あっ、でも、授業内容が深くなったことも変わりましたね。今は、女性家族省の“青少年広報大使”に任命されて、学校や先生、それから社会についても考えるようになりました。“これは変えなくちゃ”と思うこともできました。大統領になって変えようと思ったりして(笑) 。そのためか、大統領になりたいという夢を持っている友だちを見ると“正しい夢を持っているね”と思います。それはおこがましいのではなく、私たちの国を思った正しい夢だと思います」
――休日には何をしながら過ごしますか。
「学生の本分をつくしながら過ごしています(笑) 。勉強して遊んで勉強して遊んで(笑) 。学校に行って学校が終われば友だちと遊び、たまに宿題をしないで先生に怒られたりもしています」
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