韓国で日本の小説が売れる根源的な理由とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

足りないジャンルを補う

儒教思想の影響で「文を尊ぶ国」である韓国では、小説というと「いかに人間は生きるか」という純文学系のものがとても多い。
なにしろ、詩集が常にベストセラーになる国であり、小説にも人間の生き方を問うテーマが求められてきた。
それだけエンタメ系の小説が少ないのだ。
そういう事情があって、ミステリーを含めたエンタメ系の作家がなかなか出にくいのが韓国文学界の現状であった。




結果的に、純文学からミステリーまで非常に広いジャンルで活躍している日本の作家の小説というのは、韓国にしてみると、足りないジャンルを補ってくれるのだ。
しかも、韓国では以前から日本の歴史小説を読む年配の人が多かった。つまり、日本の小説を読む下地があったということだ。
今後も、韓国で日本の小説の人気が続いていくだろう。

文=「ロコレ」編集部

なぜ韓国人はこんなにも日本に来るのか

日本に住んだ韓国女性が驚いたことは?

韓国に嫁に来た日本女性の本音は?

韓国で働く日本女性が強烈に実感することは?

韓国女性の生き方〔第1回〕

ページ:
1

2

関連記事

  1. 韓流20周年の軌跡と奇跡4「自分を演じる韓国社会」

  2. 今こそ読みたい!『韓国ひとめぼれ感動旅 韓流ロケ地&ご当地グルメ紀行』

  3. 新刊『朝鮮王朝の歴史と人物』で韓国時代劇を理解する1「王の名前」

  4. 作ってみよう!「チーズが入ったプデチゲ」

  5. 韓国社会における「対立」の構造について

  6. 健康的な焼肉の食べ方

  7. 新刊『朝鮮王朝の歴史と人物』で韓国時代劇を理解する6「『トンイ』の主人公」

  8. 伝統的な建築様式を楽しめる「韓屋」で過ごしたい!

  9. そこまで知りたい『愛の不時着』第5回/ヒョンビンの変化

PAGE TOP