ボランティア活動にとても熱心でファンを大切にするパク・ヘジン。映画『チーズ・イン・ザ・トラップ』に主演した彼は、6月6日に東京で映画の舞台挨拶を行なって、観客から絶大な歓声を浴びた。その熱い光景を見ていると、パク・ヘジンがファンを引きつける理由がよくわかる。彼は存在そのものが誠実なのだ。そんなパク・ヘジンのデビュー当時のエピソードを紹介しよう。
デザイナーを夢見ていた
釜山(プサン)出身のパク・ヘジンは、俳優になる前、釜山の洋服店で仕事をしていた。母親が自営業をしていたこともあり、幼い頃から「大学を出て会社に就職するよりは、自分で何か事業をしたい」と考え、デザイナーになることを夢見ていた。芸能界に対する憧れのようなものは漠然とあったが、「芸能人になろう」というほど確固たるものはなかった。
ところが、2003年のある日、芸能事務所の社長と偶然に出会う。というのは、パク・ヘジンがソウルの洋服店に遊びに来ていたときに、たまたま社長もその店を訪れていたのだ。一目見てパク・ヘジンのことを気に入った社長は「何かあれば連絡しなさい」とその場で連絡先を教えた。
少し迷ったが、パク・ヘジンは後に社長に連絡してソウルに上京。芸能事務所に出入りするようになった。そして2年間の準備期間を経て、ドラマ『噂のチル姫』でデビューしたのだ。(ページ2に続く)
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