4月27日に板門店(パンムンジョム)で開催された南北首脳会談。一応の成功を見せて、南北融和ムードが高まってきた。北朝鮮の軍事的な脅威が軽減されれば、韓国の兵役制度はどのように変化していくだろうか。
毎年600人以上
具体的な話がある。
文在寅(ムン・ジェイン)政権は、南北融和ムードの中で兵役制度の改革に本腰で取り組み始めた。
その象徴的な1つが、「良心的兵役拒否者」に対する代替服務の制度だ。
この制度はなぜ重要なのだろうか。
実は、宗教的な信念などの理由で兵役入隊を拒否している人が韓国には毎年600人以上いるのだ。
今までの累計で言うと、朝鮮戦争が終わった後から2017年までに、良心的兵役拒否者は2万人近くにのぼるという。
とても多い人数である。
それでは、この人たちはどういう処罰を受けるのか。(ページ2に続く)
公約の兵役期間短縮を実現できない文在寅(ムン・ジェイン)政権