飛行機を搭乗口に引き返させた
客室乗務員が「ナッツアレルギーの乗客に対応したマニュアル通りの方法です」と説明しても、チョ・ヒョナは感情を抑えられずに暴言を吐いた。
客室乗務員に代わって客室責任者がタブレット端末でマニュアルを出そうとしたが、操作がうまくいかずにチョ・ヒョナに見せられなかった。
「すぐに飛行機から降りろ!」
絶叫したチョ・ヒョナは、機長に命じて飛行機を搭乗口に引き返させ、そこで強引に客室責任者を機内から降ろしてしまった。
この騒動によって飛行機は20分遅れてJFK国際空港を離陸し、200余人の乗客が迷惑をこうむった。
一部始終が報道されるようになると、チョ・ヒョナは批判にさらされた。大韓航空は会社ぐるみで騒動の隠蔽をはかり、客室責任者は「自らの意思で飛行機を降りた」と証言するように強要され、ファーストクラスにいた他の乗客も口止めを頼まれた。(ページ3に続く)