韓国が「ドラマ大国」になった根本的な理由とは?

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テレビ局にすれば、制作費と手間がかかるドラマ作りは大変だ。しかも、バラエティ番組と比べて苦労も多い。それでも韓国のテレビ局はひたすらドラマを作り続けている。そのエネルギーはどこから来るのか。




話のネタに困らない

韓国のドラマ制作の現状を見てみよう。
たとえば、KBS、MBC、SBSという地上波のテレビ局を見ても、毎日30分ずつ放送している「毎日ドラマ」があれば、月火、水木と連続して放送する「ミニシリーズ」があり、さらには土日に放送する「週末ドラマ」がある。
「いったい1日に何本のドラマを放送しているの?」
そう思えるくらいに、ドラマがテレビ画面を賑わせている。
しかも、現在は地上波だけでなく、ケーブルチャンネルのテレビ局が競ってドラマを放送している。まさに韓国はドラマ放送では百花繚乱だ。
さらに、連続ドラマは1週間に1回放送するのがどの国でも基準なのに、韓国はまるで違う。2夜連続で1時間のドラマを放送して、週2回放送体制を堅持している。
「なんで週に2回も作れるの?」
素朴にそう思うが、韓国の人たちはせっかちで「次の回を早く見たい」と思っているので、作る側もその需要に応えて週2回も作らざるを得ないのである。
とにかく韓国の人たちは好奇心が旺盛。隣の家の箸(はし)の本数までわかるというくらい他人に興味を持っている。その好奇心の矛先がドラマに向いて、視聴率もいいので、テレビ局はこぞってドラマ作りに邁進する。




日本では連続ドラマも10回でワンクールというものが多いが、韓国の場合はミニシリーズでも20回はあるし、50回連続のドラマも多い。それこそ、毎日放送するドラマなら平気で100回を超えていく。
「そんなに長くドラマを続けられるほど、話のネタがよくあるなあ」
そう感心するが、韓国ドラマが長い回数を作れるのは、出てくる人みんなの人生を細かく描くからだ。
韓国ドラマは主人公だけで話が終わらない。主人公の両親や兄弟、友人、はては叔父さんや叔母さんまで出てきて、それぞれの人生がリンクしていく。
(ページ2に続く)

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