国王の後見人
文定王后は12代王・仁宗(インジョン)を毒殺した可能性が高く、自分の息子が即位した後は干ばつにも関わらず多くの民を見殺しにした。
貞純王后は22代王・正祖(チョンジョ/「イ・サン」として有名)の毒殺疑惑の張本人で、キリスト教を弾圧して多くの信者を虐殺している。
純元王后は自分の実家である安東・金氏(アンドン・キムシ)の一族で政権を牛耳り、賄賂政治の元凶となった。
以上の3人が間違いなく「朝鮮王朝の三大悪女」であり、政治を腐敗させた張本人たちであった。
朝鮮王朝時代に女性は国王になれなかったが、国王の後見人という立場で悪政を行なった女帝のような王妃が何人もいたのである。(ページ5に続く)