追憶の中の韓国紅葉紀行4

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日の出を迎えた城山日出峰の風景はまるで「オレンジの絶景」である

オレンジの絶景

陸続きの状態から南海の孤島になった済州島。1万数千年も経てば、済州島の風土は陸地とはかなり違う。

たとえば紅葉。

韓国で一番暖かい済州島では、韓国北部のように寒暖差が激しい地域に比べると、島全体でも紅葉が顕著に見られる地域は少ない。

それでも、韓国最高峰の漢拏山があるだけに、標高が高い場所では相応の紅葉が見られる。特に、火山島として岩肌が多い済州島では、岩と紅葉の組み合わせが美しさを際立たせている。




さらに、秋には済州島の東端にある城山(ソンサン)日出峰の景色が出色である。ここは日の出が美しい噴火口としてよく知られるが、実際に朝焼けの中で城山日出峰を見ると、まさに紅葉に包まれたかのような「オレンジの絶景」になる。

早起きして一度見たら、絶対に忘れられない風景である。

(終わり)

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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