夏こそ行きたい!韓国南部の旅2

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さいはての地

奇岩の絶壁が続き、周囲の海は青々としていて実に美しい。きれいな海が見たい、という私の願望はウェドルゲで十分にかなえることができた。

このウェドルゲでは、イ・ヨンエ主演の『大長今(テジャングム)』(邦題は『宮廷女官チャングムの誓い』)のロケも行なわれた。そのことを示す観光用の看板を見ながら、大ヒットした『大長今』の影響の大きさを考えた。実際、ウェドルゲの観光客も増えていて、遊歩道なども新しく整備された。

思えば、『大長今』では済州島が非常に重要な役割を担っていた。謀叛の罪をきせられたチャングムは済州島に流罪となり、そこから物語は大きく変わっていく。彼女は復讐に燃え、何度も逃亡を企てる。その度に捕まって苦境に陥るのだが、医術を学ぶことによって、再び宮中に戻る機会を得る。まさに、済州島は捲土重来を期す場所として描かれていた。




同時に、ドラマを通して「流人の島」という印象も強烈に残った。特に、チャングムと師匠のハン尚宮(サングン)が罪人として済州島に向かう場面が、多くの視聴者の涙を誘った。悲惨な最期を遂げたハン尚宮。最愛の師匠の死を嘆き悲しむチャングム。そのチャングムの嗚咽の中に、済州島というさいはての地のおぞましさが含まれていた。

結果的に、『大長今』の人気が上がれば上がるほど、韓国だけでなく日本でも済州島が流刑地として知られるようになった。(ページ3に続く)

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