時代劇の主役という重圧
見る人が見れば、誰もがわかる。『テバク』に関して言うと、チェ・ミンスとチョン・グァンリョルが登場する場面と、若手俳優たちが出てくる場面とでは、演技の質という面で明らかな違いがあった。
それは当然のことなのだ。経験の差、というものはどの分野にもあるからだ。
ただし、チャン・グンソクに関していうと、今までに同世代(あるいは後輩世代)との共演が多すぎて、長老クラスの俳優と火花を散らすような経験が少なかったのではないか。たとえば、『美男<イケメン>ですね』にしても、共演者はみんな年下でチャン・グンソクが最年長という状況だった。
しかし、今回はまったく違う。
本格派の時代劇で、共演者には年上の大物が顔を揃えている。その中で主役を張るというのは、どれほどの重圧だろうか。
韓国の視聴者の反応を見てみると、チェ・ミンスとチョン・グァンリョルは激賞されている一方で、チャン・グンソクの相手となったタムソ役のイム・ジヨンは演技上で多くの批判を受けていた。
そうであるならば、チャン・グンソクに対する評価は?(ページ5に続く)