面倒見がいい兄貴
ユンホは一等兵である以上は、軍隊のしきたりどおりに様々な用事をこなしていかなければならない。
その際、休憩時間がなくなるくらいに一番時間を取られるのが、部下たちの面倒を見ることだ。一等兵は、まだ軍隊に慣れていない二等兵を正しく導くことが義務づけられているのである。
それに関して、興味深いコメントがあった。
ユンホと同じ第26師団の出身という人が「ユンホは訓練所で若い連中をよく導いていた。芸能人だからと偏見を持っていたが、若い連中が大変なときに隊の雰囲気を良くしようと努力していた。それでも個人成績がすごいのだから、とてつもない同僚だった」といった主旨のことをネットにアップしていた。
こうしたコメントを読むと、ユンホが師団の中でも実に面倒見がいい兄貴であることが推測される。
第26師団は花形の師団だけに、施設も充実している。休憩時間に利用できるカラオケルームも設置されているという。
もしかしたら、ユンホもたまには息抜きで同僚と一緒にカラオケルームに行っているかもしれない。
あるいは、同僚の求めに応じて自分の持ち唄を歌うこともあるかもしれない。そのときは、とことん盛り上がるだろう。
気苦労も多いはずだが、ユンホのことだから、人間関係はソツなくこなしていくに違いない。(ページ5に続く)