チャン・グンソク 『テバク』から始まる新しい挑戦(2)

このエントリーをはてなブックマークに追加

「この作品をのがしたくない」

3チャン・グンソク

『テバク』のシナリオを読むチャン・グンソク(写真/韓国SBS『テバク』公式サイト より)

チャン・グンソクとユナが主演したというのに、なぜ『ラブレイン』は視聴者の評価が低かったのか。

理由としては、ユン・ソクホ監督の繊細な演出スタイルが韓国で飽きられていたことが挙げられる。四季シリーズでいうと、前半の『秋の童話』と『冬のソナタ』は大成功していたが、後半の『夏の香り』と『春のワルツ』は視聴率がサッパリだった。抒情的な描き方と美しい映像がすばらしいのだが、その演出スタイルがまったく変わらないことで、視聴者が食傷気味になった点は否めない。それが『ラブレイン』にも及んでしまった。

チャン・グンソクは、そのあおりを受けてしまった格好になった。1970年代の主人公を演じたときの彼は、ナイーブな感受性を大いに感じさせてくれたし、そのピュアなイメージは『ファン・ジニ』のウノ役をやったときと何ら変わらないことを示していた。




しかし、視聴率が良くなかったことで、チャン・グンソクも少なからず傷ついた。

結果的に再びラブコメに戻り、『キレイな男』に主演したのだが、こちらも視聴率が低調だった。平均で4%という有様で、2013年の地上波3局の中で最低視聴率ドラマになってしまった。

歌手活動のほうは絶好調だったが、二本柱のもう1つの柱の俳優業のほうは停滞していた。さしもの楽天家も、自信を失いかけてしまったのも仕方がない。

雌伏2年。チャン・グンソクに最大のチャンスが訪れた。『テバク』の主演を依頼されたのだ。シナリオを読んだとき、チャン・グンソクは「この作品を絶対にのがしたくない」と思った。それほど手応えを感じるシナリオだった。

(文=康 熙奉〔カン ヒボン〕)

ページ:
1 2

3

関連記事

  1. チャン・グンソク/『テバク』に至る長い道(5)

  2. 韓国の視聴者はチャン・グンソクの演技をどう見ているか

  3. 『テバク』歴史解説!テギルの成人まで何が起きたか

  4. 韓国の視聴者は『テバク』で誰を激賞しているか

  5. チャン・グンソク/『テバク』に至る長い道(6)

  6. 『テバク』で髭を付けないチャン・グンソク!

  7. 間違いなく代表作!『テバク』で見事に変身したチャン・グンソク

  8. 歴史がわかれば『テバク』がもっと面白くなる

  9. チャン・グンソクが『テバク』を代表作にするために必要な3つの条件

PAGE TOP