階級こそが絶対!
軍隊なので階級制度がある。
「二等兵 → 一等兵 → 上等兵 → 兵長」のように、現役兵は4段階の階級を経ていく。
特に、一定の期間が経つと昇級するシステムになっている。
たとえば、二等兵は3カ月経つと一等兵になる。その3カ月の中には5週間の新兵訓練も入っている。
一等兵になると7カ月後には大体が上等兵になり、上等兵になった後、さらに7カ月後に兵長となる。
そして、兵長を4カ月くらい務めると除隊となる。
これで合計して21カ月なのである。
もちろん、各兵士には能力差があるが、軍人としてあまり出来が良くなくても、一定の期間がくると昇級できるようになっている。階級社会なので、全員がある一定の期間を経て昇級していくようなシステムでないと軍の規律が守れなくなるのだ。
このように、軍の上下関係というと階級が絶対なのだが、同じ一等兵だとすると、年齢・学歴・経歴はまったく関係なく、先に入隊したほうが先輩になる。ここで、明確な先輩・後輩の関係が生まれる。
かつては地方出身の若者が先輩となって、大都会出身の高学歴の後輩をいじめるということが多かった。嫉妬にかられた行動だ。
しかし、現在ではそういうことも極端に少なくなっている。韓国が全般的に高学歴社会になってきたからだ。(ページ2に続く)