『二十五、二十一』礼賛!/第5回「生意気なヒロイン」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

『二十五、二十一』の主人公はキム・テリが演じるナ・ヒド。彼女は高校生なのに、大学生のペク・イジン(ナム・ジュヒョク)に対して大きな顔をしていた。2人には4歳の年齢差があるという設定なのだが……。

画像=tvN




図に乗ったナ・ヒド

ナ・ヒドがペク・イジンに対して大きな顔をしていたという根拠は、ずっとパンマル(タメグチ)を使っていたことだ。
それは、第1話の冒頭の場面でもそうだった。新聞配達をしていたペク・イジンがナ・ヒドの家に新聞を投げ入れたときだ。その新聞が庭に会った置物(小便小僧)の一部を破損してしまった。
目撃したナ・ヒドは感情をむきだしにして、新聞を投げた張本人に文句を言った。それでパンマルになったのだが、言われたペク・イジンもそんなに不快な表情を見せなかった。それで、ナ・ヒドが図に乗った部分はあっただろう。
以後、ナ・ヒドはペク・イジンにパンマルを使い続けた。とにかく「お前」呼ばわりなのであった。
長幼の序にうるさい韓国では、年上に対するパンマルは絶対にやってはいけないことだ。




しかし、ナ・ヒドはパンマルを使っていた。
本来なら、ペク・イジンも怒るところだが、彼は平気だった。
むしろ、ナ・ヒドに対して「そういう生意気なところがいいんだ」と言う始末。本当にペク・イジンは常識にとらわれない男だ。
かくして、ナ・ヒドはずっと年上にパンマルを使い続けたのである。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)+「ロコレ」編集部

『二十五、二十一』礼賛!/第1回「人間への肯定的な捉え方」

『二十五、二十一』礼賛!/第2回「各話のエンディングが素晴らしい」

『二十五、二十一』礼賛!/第6回「心が救われるシーン」

関連記事

  1. 新感覚!『アンナラスマナラ~魔法の旋律~』はエンドロールまで見逃せない!

  2. 見逃したドラマをここで見る15『クイーンメーカー』

  3. 今後の『屋根部屋のプリンス』の放送はどうなる?

  4. パク・ソジュンとパク・ミニョンだから『キム秘書』がラブコメの傑作になった!

  5. 傑作探訪『トッケビ』第1回/「韓国ドラマの真髄!」

  6. 『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です』は一話から泣ける感動作

  7. ペク・イジンが言った「ミッチゲッタ」をどう訳すか/とてつもない傑作物語『二十五、二十一』17

  8. 終了しても幸せな余韻が続く/とてつもない傑作物語『二十五、二十一』11

  9. 『ザ・グローリー』の悪役5人組はどんなワルなのか

PAGE TOP