名作再現『春のワルツ』2/ユン・ソクホ監督インタビュー(中編)

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

ユン・ソクホ監督はイ・ソヨンの起用に関して「私は以前に『新入社員』と『春の日』というドラマで彼女をよく見ていました。主に悪役としてかなり強いキャラクターで出ていましたが、彼女は多様性があります」と語った。

写真=Yoon’s Color




大いに満足している

……イ・ソヨンさんのキャスティングはどういう経緯でしたか。
ユン・ソクホ「偶然に見た映画『カラー』では従来のイメージとはまったく違い、済州島の海辺に住む純朴な女性を演じていました。実際に会ったとき、都会的なイメージと知性的で洗練された面を感じました。同時に、昔の恋人を忘れることができない純粋さも併せ持っています。そんな個性が今度のドラマにピッタリだと思いキャスティングしました」
……ダニエル・ヘニーさんがこのドラマで大いに注目されています。彼の起用は大成功でしたね。
ユン・ソクホ「ダニエルの役というのは、初めの計画ではなかったんです。でも、オーディションで彼を見たとき、私が今まで見たことがない表情がありました。その表情は韓国的ではなかったのですが、それゆえかえって魅力的でした。表情、眉毛の動き、目の感じなどが私にはとても新鮮だったんです。そんな感じを画面に上手く出せればいいと考えましたが、『春のワルツ』にはダニエルのポジションがなかったので次の機会にするつもりでした。けれど、以後も彼のイメージが脳裏に焼きついていました。あまりにも浮かんでくるので、かえって役を一つ増やしたほうがいいんじゃないかと思い、マネージャーという設定を増やして企画を変えました。実際に撮影が始まると、オーディションのときのユニークな演技と表情をたくさん見せてくれて、私も大いに満足しています」




……『春のワルツ』は色にたとえると赤のイメージが強烈だという感じがありますが、その赤にどんな意味があるのでしょうか
ユン・ソクホ「大人たちの記憶の中に浮かび上がる赤色は、幼い頃の女の子の感じが強く現れるんですよ。そして、男の子は最初は青色だったのが、女の子に会って気持ちが穏やかになり、それから黄色になりながら柔らかいタッチで変わっていくことが、私が色に関して意図していることです」

構成=「ロコレ」編集部

名作再現『春のワルツ』1/ユン・ソクホ監督インタビュー(前編)

名作再現『春のワルツ』3/ユン・ソクホ監督インタビュー(後編)

名作再現『春のワルツ』4/「ソ・ドヨン」インタビュー

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る