『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の世界を作ったパク・ウンビンの凄さ!

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パク・ウンビンの演技力が光る『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、とても心温まるドラマだ。そして、1話完結というのも良い。次はどんな難題が待ち受けていて、ヨンウがどんなひらめきを見せてくれるのか、楽しみでワクワクする。

画像=ENA




愛らしいウ・ヨンウの世界!

パク・ウンビンはこのドラマの話があった時、何回か断ったそうだ。
それほど、このドラマの主人公は難しい役どころなのだろう。
それは、見ている私たちにも伝わる。それをこなしているパク・ウンビンの演技力は半端ではない。
膨大な量の台詞もいったいどのように暗記したのか?
尊敬すらしてしまう。
何よりも、このドラマは、パク・ウンビンと脚本家、監督の信頼関係により心温まるドラマになったのは間違いない。
全話通して、パク・ウンビンの演技はブレずに、透明感があり、愛らしいヨンウを演じている。
話し方や歩き方は真似ではなく、自閉スペクトラム症診断基準に合わせて勉強したらしい。




演じ方によっては、障がいがある人を傷つけてしまう事もあるだろう。
また、ドラマを見る人にも偏った知識を与えてしまうかもしれない。
パク・ウンビンが当初は出演を断ったのも納得する。
だが、今、世界中で『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は大ヒットしている。ということは彼女の演技はもはや演技ではなく、ヨンウの世界観に入り込んでいるのだろう。
誰もがヨンウを好きになり、応援したくなる。
イ・ジュノ(カン・テオ)との、ほのぼのとした関係がどう発展するのか。
また、腹黒策士のクォン・ミヌ(チュ・ジョンヒョク)と、春の日差しのようなチェ・スヨン(ハ・ユンギョン)の2人も気になる。
14話でクォン・ミヌがなんだかとても良い人に見えるのだ。スヨンも戸惑いを隠せない。偶然に触れた手にドキッとするスヨン。ミヌもだんだんと気になっている様子だ。結構お似合いの2人かもしれない。
また、この14話では、ヨンウの上司であるチョン・ミョンソク(カン・ギヨン)の体調が気がかりだ。




ヨンウなりに上司を思う優しい気持ちが、独特の表現で面白くもあり、切なくもある。
最終話まであと2話。ヨンウの実母との関係はこの先どうなるのか。
気がかりはたくさんある。
だが、最後はクジラと共にヨンウの笑顔で終わることを期待する。

文=須坂のりこ

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