サムスンはいかにして「世界のブランド」になったのか(後編)

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1997年の経済危機を克服したサムスン電子。5年後の2002年の決算は、世界を驚かせる黒字幅となった。前年と比べて売上高を25%も伸ばして、総額で40兆5115億ウォン(約4兆512億円)に達していた。

時代は変わる

「世界的にIT事業が不振に陥る中で、信じられない数字だ」
アメリカや日本の同業者が驚くのも無理はなかった。サムスン電子の2002年の純利益は前年の2・4倍に達する7兆518億ウォン(7052億円)で、世界有数の企業も太刀打ちできない高収益をあげたのである。




サムスン電子の主要部門は、半導体、情報通信、デジタルメディア、生活家電だが、すべての部門で安定的な黒字を計上し、磐石の企業体質を示した。この中でも、半導体と携帯電話の収益率が凄まじかった。
かつて半導体分野で世界を席巻した日本の名だたる企業が、そのお家芸からの撤退や縮小の憂き目を見た。そんな状況にもかぎらず、半導体部門でサムスンは突出した収益をあげた。
まさに「時代は変わる」である。(ページ2に続く)

サムスンはいかにして「世界のブランド」になったのか(前編)

日韓外交の転換点!重要な条約・合意を振り返る

日韓政治問題に翻弄されない「頼もしき韓流」

韓国社会における「対立」の構造について

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