『ウ・ヨンウ』入院中のチョン弁護士の元妻が『順風産婦人科』を差し入れた理由?

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『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の最終話で、入院中のチョン弁護士(カン・ギヨン)の元への元妻ジス(イ・ユンジ)が差し入れたのはある韓国ドラマだった。「高画質で全話購入して持って来たわ、好きだったでしょ?」と言いながら手渡したのは『順風産婦人科』だった。

画像=ENA




韓国シットコムの代名詞

『順風産婦人科』は1998年3月2日~2000年12月1日まで2年9か月間、韓国SBSで放送された全682話のシットコム(シチュエーションコメディの略)である。本作は韓国でシットコムシンドロームを起こした作品で、現在でも韓国シットコムの代名詞になっている。若かりし日のソン・ヘギョやイ・テランなど数々の名優も出演していたシットコムだ。劇中「ハハハハ」と観客の笑い声が入り、チョン弁護士が「笑って過ごせそうだ」と言っていたのもそのせいだろう。
放送が終了し20年以上経った今でも韓国国民の脳裏に真っ先に浮かぶシットコムは『順風産婦人科』だそうだ。最近では動画サイトにも再びUPされ、時代を越えて愛されている。そのため、30代以上には懐かしく、王道のシットコムを知らない10代20代には名作シットコムに触れる機会になっているという。
『順風産婦人科』には『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の主演パク・ウンビンも子役で出演している。第620話での特別出演ではあるが同作品の子役ジョンベ(イ・テリ)が一目惚れしたスジ役を演じたのがパク・ウンビンだった。出演時の年齢は7歳。とても愛らしいパク・ウンビンを『順風産婦人科』で見ることができる。(イ・テリは2018年にイ・ミンホから改名した俳優)




『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の中で、チョン弁護士の元妻が「高画質で全話購入しておいた」と言っていたので、おそらくチョン弁護士はウ・ヨンウに似た子役(パク・ウンビン本人)がいることにも気付いたことだろう。そう考えると、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は最後までウイットに富んだ演出が散りばめられていたように思う。そんな思いを巡らせながら再視聴してみるのもよさそうだ。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は本当に素晴らしい作品だった。パク・ウンビンの見事な演技力と脚本・演出の素晴らしさが相まって、このような名作が誕生した。障がいを持っていても社会で明らかな役割を果たすことができるというビジョンをパク・ウンビンの見事な演技力と可愛さで見せてくれた。2000年に『順風産婦人科』で可愛い女の子を演じていたパク・ウンビンは22年後、世界中にシンドロームを巻き起こす天才女優となった。

文=朋 道佳(とも みちか)

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