韓流スターの名前を調べてみよう「第2回/五行思想」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

男性の名前は、祖先からの伝統に基づいた五行思想がよく取り入れられている。この五行思想とは「土・水・金・木・火」の順番に、世代ごとに名前をつけていく方法である。具体的に見てみよう。

韓国の男性の名前には「土・水・金・木・火」の各文字がよく入っている

女性の名前

たとえば、五行思想に基づいて名前がつけられている俳優は、イ・ビョンホン(李炳憲)、ハン・ソッキュ(韓石圭)、クォン・サンウ(権相佑)など。イ・ビョンホンの場合、真ん中の文字に「火」が使われており、ハン・ソッキュは一番最後に「土」が二つ。クォン・サンウも真ん中が「木」が入っている。
これらは縁起がいい名前とされる。
女性の名前に付ける漢字で多いのは、「姫(ヒ)」、「淑(スク)」、「玉(オク)」、「恩(ウン)」、「珍(チン)」などである。
日本では「玉」や「珍」は付けないが、韓国では女性らしい名前としてよく付けられる。特にソン・イェジン(孫芸珍)が有名だ。
一方、最近の韓国では名前に漢字を用いない芸能人も増えている。これは、日本でひらがなの名前を付けるのと同じ感覚である。




たとえば、国を意味する「ナラ」を使ったチャン・ナラ、空という意味の「ハヌル」を使ったキム・ハヌルなどだ。
時代の流れとともに名前をめぐる事情も様変わりしている。
(次回に続く)

構成=「ロコレ」編集部

韓流スターの名前を調べてみよう「第1回/歴史的な伝統」

韓流スターの名前を調べてみよう「第3回/名前の制作」

韓流スターの名前を調べてみよう「第4回/名前の由来」

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る