テレビ東京の韓流プレミアで平日朝に放送されてきた『100日の郎君様』が、10月26日の最終回をもって終わった。主役のド・ギョンスとナム・ジヒョンが、本当に素晴らしい演技を披露してくれた。
余韻が心地よいドラマ
『100日の郎君様』で、ド・ギョンスが演じていた役は世子(セジャ)のイ・ユルだった。
子供のときに悲しい出来事に見舞われ、大人になっても心を閉ざしている。そのために常に不機嫌で、周囲の人たちを困惑させてばかりいた。
そんなイ・ユルが暗殺団に狙われ、かろうじて助かったが記憶喪失になってしまった。そのうえで、村人として別人の人生を歩むことになる。それがウォンドゥクだ。
ウォンドゥクは、ホンシム(ナム・ジヒョンが演じている)と夫婦になり、愛情にあふれた生活を送った。
やがてウォンドゥクは王宮に戻り、世子として生きることになった。ホンシムと離れ離れになってしまったので、2人の行く末が気になって仕方がなかったが、最終回になって誰もが納得できるフィナーレを迎えた。
本当に、『100日の郎君様』は最初から最後までドキドキするような展開だったし、見終わったあとの余韻がとても心地よいドラマだった。
改めて思うのは、『100日の郎君様』の主役2人は時代劇の歴史に残るベストカップルだということ。抒情的な感性がよく合う2人だったし、ずっと見ていたいくらい絵になる組み合わせだった。
ド・ギョンスはキリリとした表情に強い意思が込められていたし、ナム・ジヒョンは天才肌の演技力で繊細な情感を多彩に演じ分けていた。
こうして、『100日の郎君様』は近年の時代劇の中で珠玉の傑作として名声を残した。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
『100日の郎君様』でド・ギョンスの俳優センスがキラリと光る!
『100日の郎君様』でド・ギョンスの演技が本当に楽しかった!
『100日の郎君様』のド・ギョンスのとぼけたダメ亭主ぶりがどうなるか