今日を生きるコン・ユ特集7「『徐福』の撮影は大変だった」

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2019年の夏から秋にかけて撮影が行なわれた映画『徐福』。ダブル主役のパク・ボゴムとコン・ユが取り組んだ撮影も2019年10月に終わり、今は公開されるのを待っている状況だ。




撮影で疲労困憊

撮影が終わった今、コン・ユはこう振り返っている。
「扮した人物が激しい動きをするので、物理的に撮影が簡単ではなかったです」
その口調は、いかにも撮影で疲労困憊になったという感じだ。
映画『徐福』では、パク・ボゴムが遺伝子の組み換えによって人造的に作られた複製人間を演じている。いわば、クローン人間だ。
そのクローン人間を争奪する争いの中で、コン・ユは国家機関のエージェントに扮している。
さぞかし、アクションシーンが多かったことだろう。その点で、コン・ユも肉体的な負担を相当に強いられた。しかし、それも俳優の宿命だ。何ごとにも全力を尽くすコン・ユのことだから、恐ろしいほどの集中力で役に没頭したに違いない。それが「簡単ではなかった」という発言になっているのだ。
この『徐福』が主に撮影されたのは全羅(チョルラ)北道の全州(チョンジュ)市にある全州映画総合撮影所だ。




実は、カンヌ国際映画祭で最高賞を得たポン・ジュノ監督作品の『パラサイト』も、その60%が全州映画総合撮影所で撮影されている。屋内と屋外の両方ですばらしいセットを持っているのが、この撮影所の特長だ。『徐福』もすばらしい環境のもとで撮影ができたことだろう。

文=「ロコレ」編集部

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