朝鮮戦争はどんな戦争だったのか(再読版)

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中国軍が参戦

アメリカ軍を中心とする国連軍は、1950年9月15日に仁川(インチョン)上陸作戦を敢行した。
これは、日本占領軍トップのマッカーサー元帥が韓国軍の窮地を救うために発案した危険な賭けであったが、作戦は成功し、朝鮮戦争の戦況は一変した。
国連軍はソウルを奪回したあとに北上。北緯38度線を越えて、一時は北朝鮮軍を中国国境近くまで追い詰めた。
危機を感じていた中国は軍事介入の可能性を示唆していたのだが、国連軍最高司令官のマッカーサー元帥は「中国軍の参戦はない」と見なしていた。
しかし、彼は判断を誤った。10月25日に中国軍が参戦して国連軍と激しい戦闘状態に入った。
国連軍は大敗して後退。1951年1月4日には中国・北朝鮮軍の反攻によって再びソウルを奪われるという屈辱を喫した。
ソウルを撤退するとき、国連軍は軍事施設だけでなく有益な私有施設まで焼き払った。その結果、ソウルは廃墟と化してしまった。




戦力を立て直した国連軍がようやくソウルを奪い返したのが3月15日だった。しかし、マッカーサー元帥が原爆の使用をトルーマン大統領に進言。指導力に疑問符がつけられた彼は、4月11日に国連軍最高司令官を解任させられた。
一切の職を解かれたマッカーサー元帥。日本の占領政策を主導してきた彼は、解任によって寂しく本国に帰還することとなった。
結局、朝鮮戦争は北緯38度線あたりで膠着状態に陥った。
(ページ3に続く)

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