韓国で「国民俳優」と称せられるほど評価が高いチェ・スジョン。特に『太祖王建』『海神-HESHIN-』『大祚栄(テジョヨン)』という傑作時代劇で堂々たる主役を務めている。彼の発言から、その人間性に迫ってみよう(インタビューは2008年に行なわれています)
尊敬する人は?
――国民的俳優として韓国で高い人気を得ていらっしゃいますが、そのことで重圧を感じることはありませんか。
「いつのまにか国民俳優と言っていただくようになって、とても光栄に思うとともに、本当に感無量です」
「今は、常に謙虚に暮らし、決して驕ってはいけないと肝に銘じています。そして、もっと頑張らなくてはいけないと思います」
「確かに、今までの人生で私が得たものも数多くあります。また、演技の機会に恵まれて、たくさんのことを学びました。私は後輩たちが悩んでいるのであれば、いつでも悩みを聞いてあげられる立場にありますので、今後は様々に協力したいですね。本当は、国民俳優と呼ばれるのはまだ早い話だと自分では思っているのですが……」
――俳優として特に影響を受けた監督や俳優がいたら教えてください。
「たくさんいて全部は言いきれないくらいです。特にと言えば……イ・スンジェ先生でしょうか。過去には青春スターであり、後にお父さん役が多くなりましたが、私にとてもたくさんのことを教えてくれました」
「こんな思い出があります。ライブのトークショーで、自分の一番尊敬する人に電話をするという場面がありました。それでスンジェ先生に突然電話をしたのです。こちらが『チェ・スジョンです』と言ったらすぐに出てくれました。それがとてもうれしかったことをよく覚えています」
「その他では、『大祚栄(テジョヨン)』のキム・ジョンソン監督です。演技の悩みを本当によく聞いてくれました」
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