2PMのチャンソンが2019年6月11日に入隊した。最初に5週間の新兵訓練を受けるが、入隊したのは第5師団の新兵教育隊である。この第5師団というのはどういうところなのか。具体的に説明しよう。
第5師団は歩兵部隊
韓国陸軍の第5師団は京畿道(キョンギド)の漣川郡(ヨンチョングン)にある。
京畿道(キョンギド)というのは首都圏をさしているが、漣川郡は首都圏というイメージからは、はるかに遠い。
なにしろ、京畿道の最も東北側にあり、東側は山岳地帯が多い江原道(カンウォンド)である。
そして、漣川郡の北側は軍事境界線だ。民間人が立ち入りできない地域もかなりあるのが漣川郡なのである。
この漣川郡で新兵訓練をするというのは、たとえば韓国中部の論山(ノンサン)にある陸軍訓練所での訓練と比べると、緊張感がかなり違う。新兵たちはみんな、「韓国の最前線で訓練をしている」という重圧を受けるのだ。
特に、第5師団は歩兵部隊の集まりだ。起伏の多い地域を歩き回るのが軍務の主であり、体力をかなり消耗する。そういう意味でも、訓練は体力強化に重点が置かれる。
なお、第5師団は別名で「鍵(かぎ)部隊」とも言われている。
この場合の「鍵」とは何を意味しているのか。
実は「南北統一の鍵を握っている」という意味の「鍵」なのである。
それほど重要な師団だということだ。
第5師団は軍事境界線のすぐ南側を防衛するという非常に重要な任務を担っている。
特に、第5師団の一番の目的は、北朝鮮の奇襲に備えるということだ。それだけに、常に北側を注視して、警戒と偵察に全力を注いでいる。
第5師団が韓国陸軍の中でも最強の1つと言われているのも、その任務があまりにも重要だからだ。
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