韓国のビックリ/追記編26「懐かしのコリアンタイム」

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時代は変わった

旧暦が便利な農耕社会では、なにごとも時間どおりにならなかった。それだけに、悠長に時が来るのを待つ習慣が根づいた。それがコリアンタイムの本質かもしれない。
いちはやく旧暦を捨てた日本は、季節感が合おうが合うまいが、暦の通りに動かざるをえなかった。それに日本的な細かさが加わって、時間にきっちりするようになったのではないか。
とはいえ、韓国も確実に変わってきた。
相変わらず、時間に遅れた理由を「渋滞」になすりつけているのは、50代以上かもしれない。
若い人たちは、中年以上の世代に比べると、時間をきっちり守るようになってきた。そこには、携帯電話の普及が大きく関係しているに違いない。




なんでも情報を瞬時に得られる時代だ。「待ち合わせに遅れないために何時に出掛ければいいか」は携帯電話が教えてくれる。そこまで情報が行き届いているのに、あえて時間に遅れようとする人は少ないだろう。
社会からも、おおらかさが失われつつある。若者の失業率は高く、大学を卒業しても正社員に就けない人が多い。そんな時代に、のんびりコリアンタイムで生活していたら、多くのチャンスを失うことになってしまう。みんな必死なのである。
考えてみれば、コリアンタイムが許された時代は、人々の気持ちにゆとりがあったのかもしれない。
かつてはなかったのに、今の韓国では割り勘が増えている。なんでも、きっちりするようになってきた。時間も同様である。「渋滞」はもう理由にできないのだ。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

韓国のビックリ/追記編27「並ぶのは時間の無駄」

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