韓国のビックリ/追記編21「お客様は神様ではない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

韓国から日本に来た人たちに話を聞くことが多い。「日本に来て何に感心していますか?」と質問すると、「街がきれい」「食べ物が美味しい」と並んで「お店での対応が親切」という答えが多い。確かに、接客では韓国と日本は違う。




目が笑っていない店員さん

ある韓国人女性の話。
「銀座に行って三越に入ります。買い物をするでしょ。接客がすばらしいので、自尊心をくすぐられるんですよ。買ったものを手提げ袋に入れて渡してくれたあとも、腰を直角に折って礼を言ってくれます。そこまではわかるんですが、私が帰ろうとして何歩も遠ざかって、ふと振り向くと、こちらを向いてまだ頭を下げているんです。考えられますか?もう私は帰った人間なんですよ。それなのに、いつまでも頭を下げています。それを見た瞬間、背中がゾクゾクするほどの快感があります。『あ~、日本に来て良かった』って心から思えるんですよ」
この話を聞いて、すぐに納得できた。
私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)自身も韓国のデパートの接客ぶりをよく知っているからである。




たとえば、「ロッテ」でも「現代」でも、名が通ったデパートに行ってみる。服を選んでいると、女性店員が寄ってくるが、もう客を値踏みしている雰囲気が表情からありありとわかる。
言葉使いはていねいだが、目がまったく笑っていない。「お客様は神様です」と思っていないどころか、「このお客は何者?」という表情が垣間見えてしまう。
(ページ2に続く)

韓国のビックリ/追記編22「ボラれる楽しみ」

韓国女性の生き方〔第1回〕

日本人を妻に迎えた韓国人男性は何を痛感したのか

日本に住んだ韓国女性が驚いたことは?

韓国に嫁に来た日本女性の本音は?

固定ページ:

1

2 3

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る