人は四度生きる
最後のセリフは『トッケビ~君にくれた愛しい日々~』から。
900年以上も生きているという設定のキム・シン(コン・ユ)。彼の人生を象徴するようなセリフが次のものだ。
「人間は生まれ変わって四度の人生を経験する。一度目は種を植え、二度目に水をやり、三度目に収穫して、四度目に食べる……」
この言葉を聞くと、果たして自分は何度目の人生を歩んでいるのか、と想像する。
一度目?
二度目?
それはわからない。しかし、紅葉の美しい場面が次々に現れた『トッケビ』を見ていると、秋は人生を考えるのに本当にふさわしい季節だと実感できた。
文=「ロコレ」編集部