真夏の定番
出てきた水冷麺には、ゆで卵の半分、キュウリ、リンゴ、大根の薄切りのキムチなどが入っていて、口の中が本当に涼しげになる。
冷麺自体も麺は細いのだが、とてもコシがあって弾力性がある。
これは、噛めば噛むほど味わいが深くなる。
3分の1くらい食べた後で、今度はカラシをたくさん入れ、酢も入れてみた。そうすると、カラシが効いてきて、さらに食欲を刺激された。
新大久保は、日本の各地と同様に猛暑のただ中にあったが、涼しげな冷麺を食べたことで完全に生き返った。
「ああ、夏にはやっぱり冷麺だ」
心から、そう実感できた。
文=「ロコレ」編集部