適応力に優れていた
監督のキム・ジョンミン氏はパク・シフの演技をこう評価した。
「撮影が始まると、パク・シフは想像以上でした。実は多少の不安もあったので、演技に対する期待値は高くはなかったのです。ところが、実際にドラマに入ってみたら、キャラクターを完璧にこなしていました。彼はとても早く役に適応し、周囲の人たちも感心していました。それほどパク・シフさんは努力もたくさんしたし、適応力があったということでしょう」
「パク・シフが演じたキム・スンユというのは難しい役です。名門のお坊っちゃんでなんの不自由もなく気ままに生きてきただけに、自信にあふれていてすべてに肯定的でした。そんな若者が、父が殺されて家門が没落してから、復讐の化身として生まれ変わります。そういう対照的な姿を演じなければなりません。私が要求したのは、状況が変わって正反対のキャラクターになったことを強調してほしいということです。パク・シフはその部分をよく理解してくれて、結果的によくできたと思いますね」
プロデューサーと監督といえば、ドラマ制作陣の要だ。その2人がパク・シフを絶賛していた。『王女の男』があれほど面白かった理由がこれでわかる。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
渾身の公演レポート!「パク・シフ主演ドラマ・フェス!大感謝祭ツアー」