我慢を強いられる犠牲的な人生/韓国ドラマが描く女性像1

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常に我慢を強いられる

本来、ヨンシルは月桂樹洋服店に勤めていたのに、イ・ドンゴンが扮する若社長が登場すると、問答無用で首を切られてしまう。
それが、ドラマ『月桂樹洋服店の紳士たち』の序盤におけるヨンシルの描かれ方であった。
今の韓国の女性が、ヨンシルの境遇を見てどう思うだろうか。
「今も現実的にこういう女性がいる」と思うのか、「母親までの世代は、こういう境遇に甘んじなければいけなかった」なのか、あるいは「祖母の時代は典型的にこういう女性が多かったはず」だろうか。




韓国ドラマに登場する各世代の女性たちを見ていて思うのは、我慢を強いられる人生が多いということだ。
たとえば、幼いころは同じきょうだいに男がいると、待遇の差が歴然と出てしまう。男の子は家を継ぐ責任があるということで大事に育てられるが、娘は「どうせ他家に嫁に出してしまうんだから」ということで、ほったらかされる。
韓国社会が、格差のある家族関係を維持してきたことは歴史的な事実。さらに言うと、女性が仮に一家の働き手になって父親に生活力がなければ、家そのものを維持するために身を粉にして働かざるを得ないのだ。(ページ3に続く)

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