ルックスと人間性の両方を兼ね備えたキム・ナムギル。彼のファンミーティングが4月23日(大阪)と25日(埼玉・大宮)に開催される。会場では、ウットリと至福の時間に酔うファンが続出することだろう。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
初心を忘れない俳優
『サメ~愛の黙示録~』といえば、キム・ナムギルが2012年7月に兵役を終了してから最初に取り組んだ復帰作だった。
この作品のメガホンと取ったのはパク・チャンホン監督だった。
この監督がこう語っていた。
「ナムギル君は本当に面白い人なんですよ。娘が結婚するなら彼みたいな人がいいと思うぐらい、俳優としてだけでなく人間として本当にいい人なんです」
撮影現場で俳優を知り尽くしている監督が、ここまで称賛するのである。キム・ナムギルの人間性は折り紙付きというわけだ。
そんなキム・ナムギルが演じた役の中では、『善徳女王』のピダム役、『赤と黒』のゴヌク役の印象が強烈だった。
どちらも陰のあるキャラクター。演技力がないと、到底こなせない役柄である。
そんな難しい役について、キム・ナムギルはこう語っている。
「もちろん明るい役を演じてみたいですし、ロマンチックな役もこなせると思っていますが、これまで演じたキャラクターのように、幼い頃から心の傷を抱えている役に惹かれてしまいます」
やはり、天性の俳優である。難しい役ほど真価を発揮するのだ。
ただし、一本調子ではない。役ごとに、心の闇の深さを変えている。
「それぞれの役によって心の傷が違うので、それをどう表現するかいつも悩みます。また、作品ごとに違う演じ方をしなければならないので、そのあたりは苦労しますが、いろいろなことを考えながら役作りをしています」
悩みながらも役になりきるのがナムギル流なのである。
彼のモットーは「初心に帰る」。それを教えてくれたのが兵役だった。
「『善徳女王』で認知度が上がり、生意気になったり初心を忘れたりしそうになりました。しかし、兵役を全うしてから、小さなことにも幸せを感じるようになりました。演技ができるだけで幸せだと思っていた最初の頃の気持ちを忘れずに、今後も生きていきたいです」
こう語るナイスガイのキム・ナムギルにファンミーティングで会える。ファンにとっては、至福の時間になるだろう。
◆イベント案内
『2017 KIM NAM GIL FAN MEETING in JAPAN- ROAD SHOW The Way-』
日程/4月23日(日)大阪 会場:グランキューブ大阪(開場16:30 開演17:30 )
4月25日(火)埼玉 会場:ソニックシティ大宮(開場18:00 開演19:00 )
イベントHP/ http://www.namgil.jp/kng_2017/
主催/株式会社フラウ・インターナショナル
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