不誠実な対応が致命傷
国民の怒りを受けた梨花女子大は、事態を重く受け止め、これまでなぁなぁで済ましていたチョン・ユラの退学を決定。以降の復学を許さないことと、不正に関わった教授たちを厳罰に処分した。
渦中のチョン・ユラはかつて、「東京五輪出場が私の夢」と堂々と語っていたが、今回の騒動を終えて、その夢がかなうことは絶対にないだろう。
朴槿恵大統領の主な支持者は、彼女の父親である朴正熙(パク・チョンヒ)政権を懐かしんだ高齢者たちだ。しかし、騒動が過熱するにつれて、朴槿恵大統領の不誠実な対応が、父親から譲り受けた支持層まで失わせた。
国民の怒りを一身に集めた朴槿恵大統領。弾劾は当然の結末だろう。
文=慎 虎俊(シン・ホジュン)