朝鮮王朝の実例
「歴史は繰り返す」
現代韓国で起きる事件を見ていると、つくづくそう思う。
朝鮮王朝は1392年から1910年まで518年間も続いた。日本でいえば、室町時代から明治時代までに該当する。
これほどの長寿王朝であれば、その影響は現代韓国にも幅広く波及している。韓国で今も儒教が社会に深く浸透しているのも、朝鮮王朝が極端な儒教国家であったことが関係している。
そして、悪女の存在。
朝鮮王朝は儒教の影響で男尊女卑の傾向が強かったが、それでも政治の世界で女帝のようにふるまった王妃が多かった。
それは、未成年の幼い王が即位したときだ。
そういう状況のもとでは王族の最長老女性が代理政治(摂政)を行なうしきたりになっていた。悪女が跋扈(ばっこ)したのは、まさにそんな時期である。(ページ3に続く)