議院内閣制に移行できない
518年も続いた朝鮮王朝。その影響は、もちろん現代韓国にも色濃く残っている。
儒教が社会に浸透していることや、序列を重視する社会であることもその一例だ。中でも、最たるものが組織のトップダウンだ。
上が決めたことに下は逆らえない。
かくして、上意下達が社会を窮屈に動かしていく。トップが優秀であれば問題はないのだが、トップに難があると、組織はガタガタになる。
そんな事例が過去に山ほどあった。そのトップが大統領であったならば大変だ。国の存亡にも関わる。
そういう事態を回避するために、韓国でも議院内閣制に移行すべきという意見はずっとあったのだが、なかなか踏み切れない。
それはなぜなのか。(ページ4に続く)