平均視聴率は30%以上
2006年5月には、韓国の雑誌「GQコリア」の中で、「重圧から夜眠れない」という苦悩の告白もしている。
彼としても本当につらかっただろうが、制作会社への投資やレストランのプロデュースなどビジネス面にも力を入れ、自分の可能性を広げる試みを続けていた。
2006年の後半からようやく『太王四神記』の撮影に参加し、自分なりの広開土大王(クァンゲトデワン)の人物像を作り上げることに集中した。
何度も放送延期になった末に、『太王四神記』は2007年9月11日から韓国のMBCで始まり、12月5日まで24回放送された。
話題作だけあって平均視聴率は30%を越え、『太王四神記』は大成功をおさめた。ぺ・ヨンジュンは2007年12月30日に行なわれたMBC演技大賞において、栄えある大賞を受賞し、改めて韓国でトップクラスの俳優であることを内外に印象づけた。
今や、ぺ・ヨンジュンの過去をめぐる旅も終わりにさしかかってきた。彼が歩んできた道を振り返ると、「自己管理が徹底している」「妥協せずに最高の作品を作り上げるために努力を惜しまない」「自分なりの明確な人生哲学を持っている」ということがよくわかる。
そんなペ・ヨンジュンも、今までに何度も大きな転換期を迎え、それを乗り越えて成長してきた。その一つ一つを、過去をめぐる旅の最後に振り返ってみよう。
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