韓国女性の生き方〔第4回〕

このエントリーをはてなブックマークに追加

なんとなく暗黙の了解

実家暮らしをしながら勤めている長男が生活費を出しているかを聞いたら、「雀の涙ほどの給料だからもらわなくていい」と母は言いました。

「だれだって最初は雀の涙くらいしかもらっていません。私だって雀の涙でひとり暮らしをしているし、たまには弟にお小遣いもあげたんです。息子に甘すぎますよ」

そう言いたかったです。

次男が社会に出た時は、就職祝いに両親は新車をプレゼントしました。長男の時も父が乗っていた愛車を出勤用にさらりと譲っていました。

娘には自立心を、息子には物質的な援助を?

改めてショックを受けるばかりでした。




結婚する時も娘と息子では明らかに違いました。

姉と私には嫁入り道具に使いなさいと100万ウォンをくれたのですが(1ウォンたりとも援助しないと言われた割りにはありがたい金額ですが)、次男には2億ウォンを超えるマンションをプレゼントしていました。

長男には実家の二世代用の一戸建てを譲るそうです。ある程度は予測していましたが、いざとなると悔しかったです。

いまだに財産分配については両親に具体的な話を聞いていないのですが、おそらく息子100:娘0になるでしょう。わざわざ娘に報告する必要はないと両親は思っているかもしれません。帰るたびに漂う雰囲気から、なんとなく暗黙の了解と感じ取るしかありません。(ページ3に続く)

韓国女性の生き方〔第5回〕

ページ:
1

2

3

関連記事

  1. 読めば心地よく酔える鄭銀淑著『美味しい韓国 ほろ酔い紀行』!

  2. 韓国女性の生き方〔第2回〕

  3. 気になる韓国生活11「土葬の国と言われる韓国のお墓事情」

  4. 気になる韓国生活15「韓国で鍋をみんなで食べるときにビックリする食べ方は?」

  5. 気になる韓国生活5「韓国の鉄道では何が起こるかわからない」

  6. 韓国で働く日本女性が強烈に実感することは?

  7. 韓国の暮らしで感じること6「1人暮らしの不便さ」

  8. 韓国に嫁に来た日本女性の本音は?

  9. 韓国で焼肉を食べると果たしてどういうことになる?

PAGE TOP